【日経平均株価】小幅にもみ合い方向感の出しにくい展開

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。

週初6日には窓をあけて上昇して寄り付きましたが、短い陰線となりました。その後も陰線が続き、窓を埋めてしまいます。ただし、窓埋め後は再度反発し、週初に寄り付いたあたりまで上昇しました。

今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。25日線、75日線、200日線がいずれも上向きになっています。さらに、75日線が200日線を下から上に抜けるゴールデンクロスも形成されています。

直近の戻り高値は2月6日の高値(2万7821円)です。距離が近いことからすぐに突破することも考えられます。その場合は、目線を上に持って積極的についていきたいところです。

上値メドとしては、まずは心理的節目となる2万8000円です。そして、昨年12月14日の高値(2万8195円)が目標になります。そこを抜けると11月24日の高値(2万8502円)が次の目標になります。このあたりを抜けると視界も広がっており、さらなる上昇が期待できます。

逆にここから調整があるとすれば、75日線や200日線あたりになるでしょう。その下に25日線も控えています。これらを割り込んだ場合は注意が必要ですが、押し目も入ってくるでしょう。中期的には「買い」でチャンスを狙いたいところです

参考資料

下原 一晃