運用商品の選び方
NISA制度で資産運用する目的の代表的なものには、住宅や車購入の頭金・教育資金の準備・老後資金の備えなど多岐に渡ります。
運用商品は株式・ETF・投資信託がありますが、投資信託を選択する選択する際は信託報酬が安い商品にしましょう。
信託報酬とは、投資信託を保有している間に負担するファンドの運用費用や管理費のことを指し、「投資信託説明書(目論見書)」にどの程度の費用がかかるかが記載されています。
基本的には保有額の0.5〜2.5%程度が基準とされていますが、信託報酬には1.1%の消費税がかかるので注意しましょう。
例えば購入金額が50万円で、税引き前の信託報酬が1.0%の場合、1日あたりの負担額は以下のとおりです。
- 50万円×1.0%×1.1÷365=15円
毎日15円と聞くとそれほど大きな出費ではないように感じますが、上記のケースだと年間では5500円の信託報酬が発生します。
新NISAは恒久化の制度になるので、自然と運用期間も長くなります。
長期の運用になればそれだけ信託報酬も多く発生しますので気をつけましょう。
なお、投資信託には買付や売却でも手数料が発生する商品もあります。
今のうちに運用目的を決めておこう
NISAで資産運用する際は、中長期の分散投資が鉄板と言われています。
中長期でしっかり運用していくためにも明確な運用目的を設定し、途中解約する可能性を低くしておきましょう。
参考資料
小見田 昌