1.1 一括投資で利回り3%・10年間運用した場合
一括投資とは、運用資金を一度にまとめて投資する方法です。最初に運用環境を整えておくことで運用期間中は放置できるため「ほったらかし投資」とも呼ばれます。
- 利回り3%で10年間運用した場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。
- 初期投資金額(元本)
- 運用収益 元本+利益
※1000円未満を四捨五入しています。
※上記は、あくまでも運用成績が一定だった場合のシミュレーションです。
初期投資金額100万円を利回り3%で運用できる場合、運用収益が34.9万円となり、10年後の合計資産が134.9万円になります。
ほったらかし投資であれば時間や手間がかからないため、忙しい人でも効率よく資産運用できるうえ、投資効果は積立投資よりも高くなる傾向です。
ただし、投資には必ずリスクがあり、元本保証されているものではありません。シミュレーションでは一定の利益が出ていますが、元本割れする場合もあるため注意が必要です。
また、最初に投入する資金が高額なほど資産を大きく失うリスクもあるため、投資判断は慎重に行いましょう。
1.2 積立投資で利回り3%・10年間運用した場合
積立投資とは、毎月少しずつ資産を積み立てていく方法です。まとまった資金がなくても投資できるため、初心者でも始めやすくなっています。
利回り3%で10年間運用した場合のシミュレーション結果は、以下の通りです。
- 毎月の積立金額 最終的な元本 運用収益 元本+利益
※上記はあくまでも運用成績が一定だった場合のシミュレーションです。
毎月8300円の積立投資を利回り3%で10年間続けると、運用収益が16.4万円となり、10年後の合計資産は116万円になります。
シミュレーションでは、一括投資よりも運用で得られる収益が少なくなります。しかし、積立投資のように毎月少しずつ積み立てることで、価格変動のリスクを抑えられる可能性があるでしょう。
このように、購入する時期を分散させる投資方法をドルコスト平均法といいます。