60歳代ではひとり世帯の4人に1人が貯金ゼロ
金融広報中央委員会の「令和3年家計の金融行動に関する世論調査」によると、金融資産を保有していない貯金ゼロの60歳代の割合は、単身世帯で28.8%、二人以上世帯で19.0%です。
金融資産を保有していない世帯とは、年金保険や株式、投資信託などの金融資産をまったく保有していない世帯に加え、金融資産が預貯金のみで、そのうち「運用または将来の備え」に該当する金額がゼロの世帯を指します。
ひとり世帯では4人に1人以上、二人以上世帯では5世帯に1世帯が金融資産を保有しておらず、貯金ゼロということになります。
ひとり世帯の世帯ごとの分布は以下の通りです。
また、単身世帯で金融資産保有額を1000万円以上保有している世帯は約36.8%、3000万円以上保有している世帯は17.7%となっており、世帯により大きな差があることがわかります。