まとめにかえて
平均データをもとに試算した老後に必要な貯蓄額は1300万円となりました。
70歳からであれば、1240万円となります。70歳代の平均貯蓄額1786万円であれば、充分カバーできる金額ですが、中央値の800万円では不足する可能性が高いでしょう。
ただ、これはあくまでも平均的なデータを使用して試算したものなので、受給できる年金額、持ち家か賃貸か、介護が必要になるかどうかなど、各々の条件によって必要な貯蓄額は大きく変わってきます。
わかる範囲で、ご自身の条件を当てはめて試算してみるといいでしょう。
参考資料
- 東京電力ホールディングス株式会社「規制料金値上げ申請等について|プレスリリース」
- 内閣府「令和2年版高齢社会白書・第1章高齢化の状況・3家族と世帯」
- 総務省「2021年 労働力調査・平均結果の概要」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」
- 総務省「家計調査年報2021年・Ⅱ 総世帯及び単身世帯の家計収支」
- 総務省「家計調査・単身世帯・住居の所有関係別(2021年)」
- 厚生労働省「令和3年簡易生命表の概況」
- 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/2021年度2生活保障に対する考え方
石倉 博子