3. 自営業者や専業主婦などがもらう「国民年金」今のシニアの受給額分布

つづいて、主に自営業者や専業主婦が対象となる国民年金をみていきましょう。

厚生労働省年金局「令和3年度 厚生年金・国民年金事業の概況」

  • ~1万円未満:7万27人
  •  1万円~2万円未満:28万4152人
  •  2万円~3万円未満:90万3006人
  •  3万円~4万円未満:274万9550人
  •  4万円~5万円未満:463万6048人
  •  5万円~6万円未満:791万730人
  •  6万円~7万円未満:1500万3006人
  •  7万円以上:187万2466人

20歳以降、国民年金のみ加入していた場合は厚生年金のような上乗せがありません。そのため厚生年金ほど年金額にバラつきが出ないのが特徴です。

しかし、国民年金の満額は約78万円です。年収78万円で生活することは現実的ではないと考える人がほとんどではないでしょうか。

老後のゆとりという+αの目線ではなく、「生活していくために、なくてはならないお金」というくらいの気持ちで自己資金を準備しておく必要があるでしょう。