3. 話全体のバランスがよく、自社で働く姿が想像できる人

教育関連業界で人事担当をしているCさんが印象に残ったのは、「話全体のバランスがちょうどいい人」だと言います。

「中途採用は新卒採用と違って、『自己PRをしてください』なんてことは滅多に言わない。それを言うのは、うちの会社ではあまりに話すネタがないとき。つまり、かなりの確率でそういう人は落ちる。ほかの会社では、必ず自己紹介とPRをさせるというのもあるみたいなので一概には言えないけれど…。だからこそ、話全体がバランスよくまとまっている人や冗長に話をしない人のほうが好ましい」とのこと。

「たまに『自分のすごいところは』とか『私はこういうことができます』と、強烈にアピールしてくる人がいる。そうやってアピールしても、相手の社風にフィットするとは限らないし、配属先の部署でそのやり方が通用するとも限らない」とCさん。

「それよりは、今の会社ではどういう仕事をしていたとか、どういう数字を背負って仕事をしていたとか、どういう環境を理想としていて、うちではどういう仕事がしたいのかという話をバランスよくしてもらったほうが助かる」とのことでした。