リスキリング自体には前向きな姿勢

アクシス株式会社の同調査によると、リスキリング自体には前向きな姿勢があることがうかがえました。

「リスキリングをしてみたいですか?」の質問項目に、84%が「はい」と回答したのです。

出所:アクシス株式会社「​約6割が「育休中のリスキリングは無理」と回答/リスキリング(学び直し)に関する意識調査を実施」

ただし、「所属する会社にリスキリングに関する制度はありましたか?」の質問に「はい」と回答したのは27%にとどまります。

約7割の企業は、リスキリングの制度がないことが判明しました。

出所:アクシス株式会社「​約6割が「育休中のリスキリングは無理」と回答/リスキリング(学び直し)に関する意識調査を実施」

スキルアップや資格の取得などに前向きな姿勢である一方、企業には制度がないケースも多く、個人での動きが必要になることが浮き彫りになりました。

キャリアのためのリスキリング

今回の「産休・育休中のリスキリングを後押しする」との発言により、SNSでもさまざまな声があがりました。

ただし、今回をきっかけに様々な声があがったのは一歩前進ともいえます。

育児といってもいろいろな形があり、立場によって見え方や必要なものはさまざまです。

SDGsという言葉が誕生し、「誰一人取り残さない」グローバル社会が望まれる今、一つひとつの問題を解決する制度が望まれます。

参考資料

太田 彩子