育休取得率は上昇傾向
厚生労働省の「2021年度雇用均等基本調査」によると、女性で育児休業を開始した人の割合は 85.1%でした。
男性に限定すると13.97%と少数ではあるものの、前回調査より1.32%上昇しています。
今後も取得率は上昇することが予想されるでしょう。
夫婦ともに育休を取得するケースも増えると考えられますが、そのような際に「リスキリング」を求められてしまうと、負担に感じるかもしれません。
言わずもがな、育児の有り様は家庭によってさまざまです。
両親の支えや行政のサポート、子どもの性格によっても異なります。一様に「育休中にリスキリングを」の声があがれば、プレッシャーとなる家庭も少なからずいます。
一方で、育休復帰に向けて不安を抱えている方がいるのも事実です。
不安の内容もさまざまですが、「時短勤務による金銭不安」「育児と仕事の両立」に加え、「久しぶりの復帰で業務についていけるか」という不安もあります。
リスキリング自体には、こうした不安に寄り添えるメリットも十分あるといえます。