2月のガーデニング 草花のお手入れ方法は?

春花壇の植栽を準備する

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2月になると園芸店では早くもさまざまな春苗や春植えの球根が出回り始めます。ただこの時期には温室育ちの苗も多く、庭に植えると寒さで傷んでしまうかもしれません。

慌てて購入せず、その間にお店やネットなどでお好みの花を見つけておくとよいでしょう。計画と準備が整っていれば、暖かくなったときに迷うことなくすぐに植え込みを開始できます。

防寒対策をする

冷え込みが強く零下の気温になるような日には、地中の水分も凍り霜柱が立つことがあります。大きく生長した苗はもちこたえても、秋に植えたばかりの苗は根が浮き上がってしまうことも。

霜柱が立たないように株元に腐葉土やマルチバークをかけて、手でしっかり押さえておくと安心です。冷え込みが予想される前日には、水やりも控えておきましょう。

土づくりをする

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土は植物が育つ土台で、土のよしあしで生育が決まると言っても過言ではありません。植物の世話に時間を割かれることがない冬は、土づくりに専念できる絶好のタイミング。

使い古した土を天日干しで殺菌したり、花壇の土に堆肥や腐葉土を足して耕したりしましょう。スコップで土を掘る際に多少根を切っても、かえって新しい根が出やすくなるので大丈夫です。

寒肥を施す

1月に寒肥を与えていない場合は、早めに済ませておきましょう。寒くても植物は2月頃から少しずつ新しい根や新芽が動き出すので、その前には肥料を与えておくことが大切です。

寒肥には油かすや鶏フン・牛フンなどの有機肥料がオススメ。緩効性なので冬の間にゆっくりと分解されて、春に効力を発揮してくれます。