3. 厚生年金と国民年金の平均受給額はいくらか
先ほど令和5年度の年金額を確認しましたが、実際には加入状況により個人差があるものです。
2022年12月26日に公表された厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、最新の国民年金と厚生年金の平均月額は以下の通りでした。
3.1 国民(基礎)年金の平均年金月額(令和3年度)
5万6368円
国民年金は満額よりも1万円ほど下がりました。
3.2 厚生年金の平均年金月額(令和3年度)
全体:14万3965円
厚生年金は男女で見ると違いが大きいですが、加入期間や収入に応じても受給額が異なるため、個人差が大きくなっています。
このように実際には個人差が有るため、ご自身の金額をもとに老後のマネープランを立てる必要があります。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月20日更新)。