2. 令和5年度の厚生年金と国民年金の最新の年金額はいくらか
老後を支えてくれるのは基本的に年金であり、不足分を貯蓄などから切り崩すことになります。
では、厚生労働省は公表した令和5年度の年金額改定を確認しましょう。
2.1 令和5度の国民年金と厚生年金の年金額例(新規裁定者67歳以下の方)
- 国民年金:6万6250円(+1434円)
- 厚生年金(会社員の夫と専業主婦のモデル夫婦):22万4482円(+4889円)
2.2 令和5度の国民年金の年金額:既裁定者(68歳以上の方)
いずれも令和4年度より1000円以上上がっているため、大半の方が喜んでいるでしょう。
去年から食料品や電気代など数多くの分野で値上がりが続いているため、それだけでは足りないという方もいるかもしれません。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月20日更新)。