5. 老後資金の形成を

80~89歳が受給する国民年金・厚生年金の月額を見ていきました。

年金は毎年改定されるため、今の水準が今後も続く保証はありません。高齢化が進むことで、受給額が減少したり、受給開始年齢が遅くなる可能性もあります。

さらに、厚生年金の金額は現役時代の給与や加入期間によって決まるため、個人差も大きいことに注意が必要です。

厚生労働省が公表する2023年度の年金も、あくまで「モデル夫婦の厚生年金」と「国民年金の満額」であるため、全員にあてはまるわけではありません。

自分自身の見込み受給額については「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」などで定期的に確認しておきましょう。

老後資金として足りない分については、現役時代のうちからしっかり備えておきたいですね。

参考資料

太田 彩子