トヨタ「ハリアー」25周年を迎えたいま振り返る初代~4代目の特徴
トヨタのハリアーは25周年を迎えた「高級サルーンの基本性能を備えたラグジュアリーSUV」です。
「高級クロスオーバーSUV」という新ジャンルを開拓し、瞬く間にその人気を確立した初代、さらなるプレステージ性を磨いた2代目、新たな一歩を踏み出した3代目、そして感性価値を追求した4代目と続いています。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
トヨタ「ハリアー」の特徴
ハリアーは現行モデルで4代目です。
「高級クロスオーバーSUV」とうジャンルを切り開いた初代(1997年-2003年)ハリアーは、タキシードに身を包んだライオン顔の紳士が登場するCMとともにデビューし、爆発的な人気を呼びました。
「ハリアー3.0」と「ハリアー」の2パターンで発売され、「WILD but FORMAL」をキャッチコピーとして、力強さと高級感を併せ持つSUVとして人気をはくしました。
2代目(2003年-2013年)は初代ハリアーよりサイズが一回り大きく、迫力と力強さが増しました。2代目ハリアーからハイブリッドモデルが誕生し、それまでのハイブリッドの概念を塗り替えました。
また、グレード展開も「G」「Lパッケージ」「プレミアムLパッケージ」「AIRS」と選択の幅が広がりました。
3代目(2013年-2020年)は国内専用モデルとして10年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。
日本の道路に合わせてダウンサイズしたものの、人間工学に基づいてパッケージを見直し、室内空間はむしろ広くなりました。
また、サイズダウンに伴い最小回転半径が5.3mとなり取り回し性能が向上し、より街乗りに適した車体へ。
グレード展開は「グランド」「エレガンス」「プレミア」「プレミアム アドバンスドパッケージ」となっています。
4代目(2020年 - )は2020年6月から発売されている現行モデルです。
全高は低く、全長、全幅はともに拡大され、ハリアーの歴史の中でも最大級のサイズ(4740mm×1855mm×1660mm)となっています。
ガソリン、ハイブリッド、PHEVの3展開でグレードは大きく分けて「S」「G」「Z」となっています。
ゴールドの鷹のデザインが印象的だったエンブレムは、トヨタのエンブレムに統一されました。