3.3【第3条】老後資産を貯めて資産寿命を伸ばす
現在の貯金や金融資産などを把握しても、老後に対する漠然とした不安は拭いきれないかもしれません。そんな場合は、現在の貯金や定年までの給与の一部で、資産運用を始めてみましょう。
「今さら遅い」と思う人もいるかもしれませんが、仮に100歳まで生きた場合はまだ折り返し地点です。
資産運用にはリスクがつきものですが、長期運用であれば、元本割れのリスクを抑えながらリターンを安定させていくことも可能です。まずは国の制度であるiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)やNISAの活用を検討するのも一案です。
ただし、50歳代で資産運用を始める場合は、複数の投資対象に分散することが大切です。
いきなりまとまった金額で個別株式に投資をしたり、株式中心の投資信託だけに投資をすると、リスクが大きくなります。
自分にとって最適な運用方法や、運用金額はいくらなのかお金のプロに相談してみてもいいかもしれませんね。
4. まとめにかえて
今回は、50歳代の貯蓄事情をながめてきました。現役時代は目先の貯金や給与に注目しがちですが、その他の資産を把握することも大切です。
また、これから老後資金を作る人にとっては、早くスタートすることが最も重要です。今日が人生で一番若い日、まずはできることから取り組んでみてくださいね。
参考資料
西森 遥