4. 年金のみに頼る老後から、自助努力で備える時代に
今回は、サラリーマンだった人が老後に受け取る「厚生年金」の月額をながめたあと、月額30万円以上を受け取る人の割合もチェックしました。
総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)」によると、65歳以上かつ無職の夫婦世帯における、ひと月の支出の平均額は25万5550円。「ゆとり部分」の支出を含めると、ひと月30万円以上が必要となる世帯も多いでしょう。
年金月額は世帯単位で考える必要がありますが、公的年金だけで老後の生活費の全てをカバーできる人は、決して多数派とはいえないでしょう。
平均寿命がのびる今日。「人生100年時代」に未来を生きる私たちは、自助努力による資産形成で、老後に備える必要があるでしょう。
預貯金・保険・投資など、資産形成の方法にはいくつか選択肢があります。老後に向けて「今からできること」を考え、行動に移していきたいものです。
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参考資料
荻野 樹
