2.2. 厚生年金だけで8万5000円は十分に達成できる?
年収約466万円は十分に達成できる水準でしょうか。
国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は443万円です。
年収400万円以下の方は53.6%となっています。
また、40年間で年収466万円の水準であるため、ハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
3. 年金の受給額を増やす方法
厚生年金は原則65歳から受給できますが、希望すれば66歳以降75歳までの間で繰り下げ受給することができます。
受給開始を1カ月遅らせると0.7%の増額率を乗じた金額を受給できます。
増額率 =0.7%×65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数
75歳まで繰り下げ可能で、仮に5年繰り下げると42%の増額率です。
現役時代の収入で厚生年金が8万5000円未満であれば、8万5000円に達するまで、繰り下げ受給を検討してもいいかもしれません。
ただ繰り下げ受給は必ずしも得になるかわからないため、慎重な検討が必要です。
著者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ58年(696か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、CFP®、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2026年2月7日)。