1. 女性で月額15万円以上の厚生年金をもらっているのは「10人に1人」

出所:厚生労働省年金局「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

女性の厚生年金受給者は535万人。このうち、月15万円以上受給できているのは約50万人です。

率にすると9.3%、割合では10人に1人未満です。

一方で、男性で月額15万円以上をもらっている方は、1082万人中695万人で率にすると64.2%、割合で3人にして2人となります。

男女差が生まれる理由として、多くの場合、男性は継続して勤務していることがあげられます。

女性は、結婚、出産、子育てなど、勤続年数が短くなることが多いこと、業種によっては給与額に差がある場合があります。

また、特に女性の方は、非正規雇用が多いことや扶養の範囲内で働くことで、将来の年金額が少ないこともあります。