2. 在職老齢年金制度と繰下げ受給の関係
75歳まで繰り下げる代わりに、働き続けることで収入源を確保する必要があります。
ここで確認したいのが、在職老齢年金との兼ね合いです。
在職老齢年金とは、厚生年金に加入して働きながら受け取る年金のことです。収入と年金の合計額に応じ、支給調整や停止となる場合があります。
65歳以降に厚生年金保険に加入していた期間がある場合、もしくは70歳以降に厚生年金保険の適用事業所に勤務していた期間がある場合は、支給停止されていた額を除いて繰下げ加算額を計算します。
- 平均支給率=月単位での支給率の合計÷繰下げ待機期間
繰下げ受給には、他にも注意したいことが8つあります。具体的に見ていきましょう。