5. 吹き抜けが寒かった
「吹き抜けにしたので開放感もあり居心地は良いですが、とにかく隙間風が入り暖房も効きにくいので、もう少し考えれば良かったと後悔しました」とご夫婦は言います。
2020年2月に国土交通省が発表した「平成30年住生活総合調査」によると、住宅を評価するうえで、不満に感じる項目は以下の通りです。
「高齢者への配慮(段差がないなど)」、「地震時の安全性」、「遮音性」、「台風時の安全性」、「断熱性」が上位5項目を占めています。
この結果からも、建物の安全性や断熱性など、建物の性能において不満を感じる方が多いとわかります。
建てる建物がどのくらいの性能を持っているか、打ち合わせ時に設計士などに確認しておきましょう。
吹き抜けの寒さ対策3選
吹き抜けを採用する場合は、以下の対策をしておくことがおすすめです。
- 断熱性や気密性を高める
- エアコンのグレードを上げる
- シーリングファンを設置する
吹き抜けがあると空間が大きくなり、部屋が暖まりにくくなるので、断熱材を増やしたりパワーが強いエアコンにしたりすると良いでしょう。
また、暖かい空気は上にあがる性質があります。シーリングファンを設置することで、上にあがった暖かい空気を下へ戻してくれます。
吹き抜けの間取りを検討する際は、参考にしてみてください。
まとめ:余裕がある設計を意識しよう
広島で4200万円の注文住宅を購入した、40代夫婦の体験談を紹介しました。
収納やコンセントなどは、十分と思って設計しても結果的に足りなくなってしまうことが多いです。
予算や希望条件の優先順位なども考慮しつつ、なるべく余裕がある設計を意識してみましょう。