3. ゆとりある老後生活のために今からできることは

老後くらいはゆっくりしたい、将来介護状態になったときは家族に迷惑はかけたくないと思う人は、現役世代の今から老後に向けて準備が必要になります。

若いうちは欲しい物を自由に買いたい、あまり貯蓄に回す余裕がない、という人は、資産運用の力を使って毎月コツコツ少額から積み立てることを検討してみてください。

現在の国内の銀行預金の金利は0.001%程度です。これで毎月2万円を35年積み立てると840万円。利息で増える金額は1467円です。

一方で毎月2万円を3%複利で35年積み立てると、1483万円程度に成長します。これが5%複利だと約2272万円にも成長します。

複利とは、元金から生まれた利子を元金にくっつけて運用を続ける方法で、利子にも利子が付いていくため時間をかければかけるほど雪だるま式に増えていく預け入れ方法です。

この複利の効果を活用して毎月コツコツと投資信託などの金融商品に投資をしていく自分を想像してみてください。

確かに投資信託をはじめとする金融商品には元本保障がない商品が多いですが、一般的に長い期間をかけてタイミングを分散しながら積み立てることで、リスクを軽減し、リターンを安定させることが期待できると言われています。

そのため、毎月あまり貯蓄に回す自信がない人こそ、金額は無理をせず、その代わりに時間をかけて積み立て投資をスタートしてみてください。