多肉植物の「型」とは?

多肉植物には生育期別の「生育型」があります。それぞれ「春秋型」「夏型」「冬型」という生育型に分類され、春秋型なら春秋が生育期になります。

春秋型の多肉植物とは

エケベリア属、グラプトペタルム属、グラプトセダム属、パキフィツム属、センペルビウム属、ハオルチア属など

人気のエケベリア属やセダム属など、多くの多肉植物は春秋型に属します。穏やかで暖かい季節の春や秋に生長し、比較的育てやすい種が多いのが特徴です。

生育期の春や秋は日当たりのよいところで育て、土が乾いたらたっぷりと水やりをおこないます。

エケベリア属 JJ van Ginkel/istockphoto.com

夏型の多肉植物とは

ユーフォルビア属、アガベ属、パキフィツム属、カランコエ属、クラッスラ属の一部

暑い夏にグングンと生長し、低温下では休眠するのが夏型の多肉植物です。乾燥に強く、水やりを頻繁におこなう必要はありません。

アガベ属 Bilal photos/istockphoto.com

生育が難しい品種もありますが、ワイルドな見た目のアガベ属など、野生味あふれる品種が多いのも夏型の特徴です。

冬型の多肉植物とは

アエオニウム属、コノフィツム属、リトープス属、セネシオ属の一部、クラッスラ属の一部、など

冬に生育が活発になり、春夏は生長が緩慢になり、夏に休眠するのが冬型の多肉植物です。「生きた宝石」とも呼ばれるコノフィツムは冬型の多肉植物で、ユニークな姿をした品種が多いのが特徴です。

コノフィツム属 shihina/istockphoto.com

冬型の多肉植物は寒さにはやや強めですが、極度な寒さは苦手です。春秋や夏は高温多湿に気をつけながら、半日陰で育てましょう。