2. 地方公務員「都道府県別」の平均給与ランキング
総務省「令和4年地方公務員給与実態調査結果等」より、ここでは「平均給料月額」と「諸手当月額」を合計した平均給与月額を見ていきます。
最も高いのは東京都で45万3595円、続いて徳島県の43万5488円、宮城県の43万4222円、神奈川県の43万3423円、静岡県の43万2321円と続きます。
またワースト5位を見ていくと、最も低いのは高知県の37万5110円、沖縄県の37万5542円、宮崎県の38万167円、佐賀県の38万2716円、福井県の38万5786円となっています。
1位の東京と47位の高知県では、年間で約100万円の格差があるようです。
とはいえ、他の職種別にランキングを入れ替えると、全く違った様相になります。地域だけでなく、職種によっても「地方公務員」の給与事情はさまざまであることがわかります。
また地域によって平均年齢も異なります。若手が少ない地域では平均給与が高くなる傾向にあり、こうした事情は企業の年収を見るときにも当てはまります。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)