ふるさと納税の注意点は?

税金の控除が受けられたり、返礼品がもらえたりと何かと嬉しいふるさと納税ですが、注意点もあります。ここで、ふるさと納税の注意点を紹介します。

ふるさと納税の注意点1.確定申告する場合ワンストップ特例制度は利用できない

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ふるさと納税をより手軽にしてくれる制度に、ワンストップ特例制度があります。ワンストップ特例制度とは、寄附先の自治体に申請書などの必要書類を出すことで、確定申告を行わなくても寄附金控除が受けられる仕組みです。

便利な仕組みですが、確定申告が必要な場合ワンストップ特例制度は利用できません。自営業や医療費控除を受けたい場合など、確定申告が必要な方は注意してください。また、6つ以上の自治体にふるさと納税を行った場合も、ワンストップ特例制度の適用対象外です。

なお、ワンストップ特例制度の場合所得税の還付はなく住民税のみから控除されますが、控除される金額に変わりはありません。

ふるさと納税の注意点2.節税効果はない

ふるさと納税で勘違いしやすいのが、「節税効果がある」という認識です。しかし、ふるさと納税をしたからといって節税効果があるわけではありません。ふるさと納税は、自治体に寄附したお金が控除で戻ってくる仕組みです。支払う税金が減る節税とは違う点に、注意してください。

ふるさと納税の注意点3.控除限度額を超えると自己負担

ふるさと納税では、受けられる控除に限度があります。限度額を超えて寄附した分は自己負担扱いになるため注意しなければなりません。

限度額は年収などによって変わってくるので、あらかじめ確認しておきましょう。