平均賃金を他国と比較。30年以上横ばいの日本
次に、他国と比較してみましょう。ここではOECDの平均賃金で比較します。比較する国は以下の5カ国です。
- アメリカ
- イギリス
- ドイツ
- フランス
- 日本
OECDのサイトで、1990年から2021年までの平均賃金(Average wages)を比較してみました。
1990年時点では、日本は5カ国中第3位でした。しかし、2021年には、1990年当時日本より下だったフランスやイギリスに越され、大きな差をつけられています。
韓国やオセアニア諸国(オーストラリア、ニュージーランド)と比較しても以下のとおりです。
日本は、1990年時点では日本より低かった韓国やニュージーランドにも追い抜かされています。
さらに、日本以外の国は順調に平均賃金が上昇している一方で、日本は「ほとんど変わっていない」といえるでしょう。
このように日本の年収や賃金を見ても、「30年以上変わっていない」といえ、さらには他国に「追い抜かされている、もしくは差をつけられている」状態であるといえます。