円グラフで見る「70歳代・ひとり世帯」の貯蓄事情
核家族化の進行、そして単独世帯の増加。これは、シニア世帯も例外ではありません。
厚生労働省が公表する「令和3年簡易生命表の概況」によると、日本人の平均寿命は男性81.74歳、女性87.57歳。
70歳代の場合、若いころからシングルだった方に加え、長年連れ添ったパートナーが亡くなり、ひとり暮らしが始まる方が増える時期でもあるでしょう。
歳を重ねると健康面などでの不安も増えるでしょう。70歳代世代にとって、コツコツ貯めてきた貯蓄は、老後の暮らしの安心感に直結するものといえますね。
では、ここで、70歳代・単身世帯の貯蓄事情を見ていきましょう。
70歳代・ひとり暮らし世帯の貯蓄平均は1786万円、中央値は800万円です。平均は一部の富裕層に引き上げられる傾向があるため、より実態に近い中央値を参考にすると良いでしょう。
こちらの円グラフを見ると「金融資産非保有」世帯が25.1%。4人に1人が、70歳代の時点で貯蓄がない状態です。