外貨預金の利用経験者は2割、今後も続けたいと考えている人は1割強――外貨預金利用者の状況と今後の利用意向などがマイボイスコムが2017年5月1日~5日に実施したアンケート結果から明らかになった(回答数10,947件)。

このアンケート結果によると、外貨預金を「現在している」と回答したのは10.1%に留まった一方、10.3%が「以前していたが、現在はしていない」と答えた。利用している人・利用した経験がある人は、男性や高年代層で高い傾向にある。また、現在利用している年齢層としては、30代以上の男性と50代以上の女性が多く、世帯収入が高いほど比率が高くなった。

なお、現在利用しているという人の外貨預金の額は「10万円~50万円未満」「50万円~100万円未満」「100万円~200万円未満」が各2割となった(いずれも日本円換算)。

外貨預金の利用方法については利用した経験がある人の36.6%が「金利がよいので、中長期間で保有し、金利差益を求める」とし、27.7%が「為替レートの変動を利用し、中長期間で保有し、為替差益を求める」と回答した。一方、現在も利用している人ではこれらの項目に続き「資産のポートフォリオの一環として、リスク分散のため、組み入れている」「日本円自体に不安を感じているのでリスク分散のため、運用している」がそれぞれ2割弱で続いた。

なお、外貨預金の今後の利用意向については12.1%が「したい(続けたい)と思う」とし、52.3%は「特にしたいとは思わない (続けたくない)」と回答した。続けたい理由からは、為替差益を狙う、少しでも金利のよい資産で運用したいという意向が見て取れる。一方、続けたくない理由としては、外貨には預金保護がないことや、為替変動のリスクなどが挙げられた。

少しでもよい条件で資産運用したいものの、外貨預金ではできるのか不安――そんな利用者の悩みが透けて見える結果といえそうだ。

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LIMO編集部