お年玉の金額はいくら?親戚の数で変動も

お年玉といえば「祖父母から貰う」というのが定番ですが、両親の兄弟姉妹つまりおじさん、おばさんが多ければ貰えるお年玉の数も増えていきます。

ARINA株式会社が運営する教育メディア「おうち教材の森」が小学1年生から6年生の子どもを持つ親200人を対象にお年玉に関するアンケート調査「小学生のお子さんはお年玉を総額いくらもらう?」を実施。

その調査から、子どもが貰ったお年玉の総額は以下のようになりました。

出所:ARINA株式会社「【調査結果】小学生のお子さんはお年玉を総額いくらもらう?1位は『1万円~3万円』!」

  • 1万円から3万円 97人
  • 1000円から1万円 54人
  • 3万円から5万円 34人
  • 5万円から8万円 8人
  • 1000円以下 6人
  • 10万円以上 1人

1万円から3万円が半数近い97人で、次いで千円から1万円と続きました。

少子化が進み、一人の子にかけるお年玉の総額は高額になるかと思いきや、千円から3万円のゾーンが全体の約8割を占めていることになります。

お年玉に関しては「祖父母からのお年玉」を軸に、子どもの学年や親戚の数により金額の差が生じます。

また、コロナ禍もあり集まる親戚の数も以前に比べると少ないことも影響していると考えられます。

そのため、総額金額が高い子は「お年玉の単価が高い」「親戚の数が多い」という条件が揃う子になります。

お年玉以外でも現金の意味が変化している時代

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お年玉の総額の違いは今も昔も変わりません。そして貰った後も大まかに「全額貯金する」「決まった金額を使えるようにして後は貯金」「全部子どもが使える」の3パターンに分かれます。

親世代が子どもの頃から今も変わらず、年末年始にお年玉の使い方を「どのように使うか」と話し合う機会が多いです。

しかし、今の子どもにとって「全て現金で欲しいものが買える」というものではなくなっています。

例えば、スマートフォンのゲームで課金をしてアイテムを購入したくても、現金ですぐに買うことは難しいです。

「あのアイテムが欲しい」と思っても、まずコンビニエンスストアなどに行き、アップルギフトカードやグーグルプレイカード、ニンテンドープリペイドカードと必要なカードを購入しなければいけません。

また、親世代でもスマホ決済が浸透し、現金を使わずに買い物をしています。そういう親の姿を今の小学生は見て育っているため、「現金で欲しいもの買える」という感覚を100%持っているわけではないのです。