2. 子どもが集まるようなお店には不審者が常駐している?

友人の連れ去り未遂事件を聞いたのは、私を含め計3人。その話を聞きながら、保育士をしている友人のA子が口を開きました。職業柄、子どもが連れ去られかけたおもちゃ売り場によく行くというA子。A子はそのおもちゃ売り場へ行くたび、いつも不審な男性を目にしていたと言うのです。

なぜA子がその男性に対して“不審”だと感じたのか、それは常に子どもたちの行動をチェックするような目つきだったからだそう。まるで子どもを物色しているような行動だったらしく、大人であるA子が見ても気持ちの悪い雰囲気だったようです。

おもちゃ売り場へ行く時間帯はバラバラなのに、かなりの確率で姿を見かけるというその不審者。今回友人の子どもを連れ去ろうとした犯人はおそらく女性でしたが、子どもが集まるような売り場では、子どもをターゲットにした不審者が居ついているケースもあるのかもしれません。

店側も多少なり対策しているはずですが、おそらく事件が起きてからでないと店も警察も動けない…というのが現実なのではないでしょうか。今までお菓子売り場やおもちゃ売り場に危険があるなんて、思ってもいなかったのが事実。子どもが連れ去られる可能性はどんな場所にいてもあるのですが、特に子どもが集まるような売り場では警戒心を高めないといけないと痛感しました。