老後を見据えたプランを立てよう
今の50~70歳代で老後安心できる費用は平均4000万円以上でしたが、今の現役世代が老後を迎えるころには今よりも年金受給額が下がり、老後に必要とする金額は上がっている可能性もあります。
とはいえ住宅ローンや教育費を払っていれば、老後資金の準備もままならないというご家庭もあるでしょう。
ただ老後資金はまとまった金額になると考えられるため、長い年月をかけてコツコツと貯めていくのが基本です。
自民・公明両党が2022年12月16日に公表した「令和5年度税制改正大綱」では、NISA(少額投資非課税制度)制度の恒久化や無期限化について取りまとめています。リスクはありますが、貯蓄のほかにつみたてNISAやiDeCoを利用して積立投資で備えるのも一つでしょう。
また、長く働くことで貯蓄を増やす・守ることもできますから、長い目で見たキャリアプランを形成していくことも大切でしょう。
人生100年時代に向けて、マネーとキャリアプランの両面から自分にできることを探してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査(令和3年)各種分類別データ]」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」
- 自由民主党 公明党「令和5年度税制改正大綱(2022年12月16日公表)」
宮野 茉莉子