将来の収支から見た必要貯蓄額

未婚女性が将来の老後生活に向けて、どのくらい貯蓄を行っておく必要があるのでしょうか。

65歳以降で必要な支出の総額は3634万円

総務省の家計調査によると、65歳以上単身女性の月々の消費支出合計は13万7653円となっています。

女性の平均寿命である87歳まで、22年間必要な支出として考えると、月々13.7万円×22年間で、合計3634万円必要となります。

65歳以降で受け取れる年金の総額は2719万円

厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況(2020年度)」によると、女性の厚生年金受給額の平均は月々10万3000円、国民年金では月々5万4000円となっています。

同じく22年間で計算すると、厚生年金で2719万円、国民年金で1425万円となります。

安心した老後のためには2000万円以上の貯蓄が必要

65歳以降で必要な支出3634万円と、65歳以降に受け取れる厚生年金2719万円(国民年金1425万円)の差額は、915万円(2209万円)です。

就労形態によっても異なりますが、未婚女性が老後生活を安心して過ごすためには、2000万円以上の貯蓄を持っておく必要があることが分かります。