未婚女性の実態と今後の見通し

多様化するライフスタイルにおいて、生涯を通じて結婚しないおひとりさま女性の数は、年々増え続けています。

過去からの推移と今後の見通しについて、詳しく見ていきましょう。

近年の女性の未婚率は約15%

厚生労働省の統計調査によると、生涯未婚率の推移は以下のとおりです。

出所:厚生労働省「平成27年版厚生労働労働白書」をもとに筆者作成

今から約50年前の1970年においては、生涯未婚率は男性で1.7%、女性で3.3%という状況でした。

しかし、1985年5月の「男女雇用機会均等法」成立以降、女性の就労環境改善の動きが活発化し、女性の社会進出が進む中で、男女ともに未婚率は上昇傾向にあります。

今後は5人に1人の女性が未婚

同じ統計調査によると、2025年以降の統計データを見ても、未婚率はさらに上昇する見込みです。

2035年の予想データでは、生涯未婚率は男性で29.0%、女性で19.2%となっています。

男性は4人に1人が、女性は5人に1人が生涯を未婚で過ごすことになり、この割合は今後さらに増え続ける可能性があります。