宝くじ「連番」と「バラ」で1億円以上が当たる確率はどのくらい違うか

連番で購入した場合は、1等と前後賞を1等が当たった人が総取り、あるいは前後賞のどちらかを取ってしまうため、1億円以上当たるチャンスが減ってしまいます。

バラで購入した場合は1等と前後賞それぞれにチャンスがあるため、連番よりも当たる確率は高くなります。どのくらい確率が高くなるのか、計算してみましょう。

たとえば、年末ジャンボ宝くじを10枚買った場合を考えてみましょう。

1億円以上の当選は1等1本と前後賞2本の計3本です。バラで買った場合は、1枚で3回のチャンスがあるので、10枚では30回のチャンスになります。

一方、連番で買った場合は、1等が当たる確率は10枚分の10回ですが、前後賞は1等の人に取られてしまうのでチャンスがなくなります。

ただし、連番の最初と最後は前賞と後賞をはずすので(下2ケタが10から19までの続き番号だとすると、1等が10の場合は09番の前賞をはずし、1等が19番の場合は20番の後賞をはずします)、はずした2回は他の人にチャンスが回ってくるので、12回のチャンスとなります。

30回÷12回=2.5なので、バラの方が連番よりも2.5倍当たる確率が高くなります。

ただ、そもそもの確率が200万分の3(=0.00015%)と200万分の1.2(=0.00006%)なので、非常に確率が低い中での2.5倍の違いといえます。

「連番」と「バラ」の買い方が影響するのは1等と前後賞を狙うときです。年末ジャンボ宝くじの最高10億円は連番で買わないと決して当たりません。

1億円以上を狙うのでなければ、「連番」と「バラ」の買い方による確率の差はほとんどありません。