4. 不足する老後資金は仕事や運用で備えよう
老後の収入である年金見込額と、月の生活費を計算して赤字が出る場合には、生活費の赤字を補う貯蓄などを備える必要があります。
これまでも貯蓄されてきた方は多いと思いますが、老後まで十数年となっていますので、計画的に貯蓄をしていきましょう。
貯蓄の基本は給料日に貯めた残りで生活する「先取り貯金」です。今の家計でできる先取り貯金で、毎月◯万円、◯◯年間貯めることで、老後資金がいくら貯金できるかを計算してみてください。
老後の必要額は生活費の赤字だけでなく、趣味や旅行、病気や介護費用も必要です。
それらも合わせた金額を貯めるには、一部で資産運用をおこなう方法もあるでしょう。リスクはありますがきちんと情報収集をして、運用益が非課税になるNISA制度などを利用されるといいでしょう。
また、長く働く仕事先を今から見つけておくことも大切です。長い老後に向けた準備を年末に考えてみてくださいね。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査(令和3年)各種分類別データ]」
- 厚生労働省「令和2年度厚生年金・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)」
宮野 茉莉子