4. まとめにかえて

現在の高齢者が受給する、厚生年金と国民年金の金額をご紹介しました。

平均やボリュームゾーンを見ることで、それぞれの違いや個人差の現状がわかったと思います。

中には「予想以上に少ない」と感じた方もいるかもしれません。

実は、年金の支給額はここ2年でマイナスが続いています。今後も年金額が減少する可能性は高いです。

年金だけに頼らず、自助努力により老後に向けた資産形成が重要になるでしょう。

預貯金だけでは心もとない現代。資産運用や保険等にもバランスよく振り分け、効率的に資産を築いていきたいですね。

※今回ご紹介した厚生労働省の資料では、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない、報酬比例部分のみの65歳未満の受給権者が含まれていることにご留意ください。

参考資料

太田 彩子