40〜50代で必要な貯蓄の考え方
40〜50代では、20代に比べると老後までの期間が短くなっています。そのため、世代にあった資産管理を検討しなければいけません。
近年では健康寿命が伸びる傾向にあり、60代以降を老後と呼ぶには違和感がありますが、ライフワークバランスをうまくとった資産計画の重要性は変わりません。
老後に向けての資産形成について、以下2つのポイントを紹介します。
- 収入と支出バランスの見直し
- 投資信託の一括投資も検討する
1. 収入と支出バランスの見直し
当たり前の支出としていたものを、改めて見直すと思わぬ節約効果を得られることがあります。
特に以下の固定費の見直しは高い節約効果が期待できます。
- 通信費
- 光熱費
- 保険料
- 住居費用
中でも、すぐに見直し、検討できる項目は通信費や保険料、光熱費です。通信費は主に携帯電話や光回線の月額費用です。
最近では、安いプランが出るようになり、通信費を節約できている人も多いのではないでしょうか。
安いプランでも通話品質はさほど変わらないため、通信費のスリム化は進めておきたいところです。
その他、保障(補償)が手厚すぎる保険や光熱費の見直しも効果的です。喫煙習慣がある人は、禁煙による節約効果も考えられます。
生活習慣の見直しも兼ねて、固定費のスリム化を考えてみてはいかがでしょうか。
2. 投資信託の一括投資も検討する
資産形成に有効なつみたて投資は運用期間が長いことを前提としています。
まとまった運用資金を用意できる場合は、一括でまとめて投資したほうが良いケースもあります。値上がり益の恩恵を受けやすくなるでしょう。
つみたて投資を選択する場合、月々のつみたて金額を多めに設定したほうが、効果的です。
20代など若い世代に比べると運用期間は短くなりますが、運用スタイルを調整することで、資産形成の一助となるでしょう。