70歳代から本格的な年金生活に。それまでに資産形成を
70歳代で働かれる方もいますが、大多数がリタイアしています。
年金だけでは生活できないと言われる現代において、本格的な年金生活がはじまる70歳代までに資産形成を行うことが大切でしょう。
まず確認したいのが「公的年金」です。
受給額が下がるとも言われていますが、一方で終身で受け取れるというのは「長生きリスク」といわれる時代においてメリットです。
ねんきんネットなどを利用して、ご自身の年金受給額を試算すると老後生活が想像しやすいでしょう。
国民年金か厚生年金かによって、また加入月数や厚生年金の場合収入によっても将来の受給額は変わります。
2022年10月にはパートの厚生年金適用が拡大されましたが、働き方を考えながら厚生年金に加入し、将来の受給額を増やすことを検討しても良いでしょう。
また、資産形成にはほかに私的年金で備えたり、貯蓄や運用を行ったりとさまざまな方法があります。
運用はリスクはありますし、どの方法がご自身に合っているかは個人差があるので、まずは情報収集を行いましょう。
あわせて、長く続けられる働き方についても考えておきたいもの。
本格的な年金生活となる70歳までのライフプランやマネープランを考えてみてくださいね。
参考資料
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」各種分類別データ
- 日本年金機構「「ねんきんネット」による年金見込額試算」
宮野 茉莉子