70歳代「二人以上世帯」貯蓄ゼロも。平均と中央値は
2022年12月1日より、企業や家庭を対象とした冬の節電要請期間がスタートしました。
今年は電気代の値上がりもあり、無理のない範囲で節電したいと思う方も多いでしょう。
寒い冬がはじまり光熱費がかさみますが、今年は値上げされている分、厳しい冬となりそうです。
特に年金生活の方は貯蓄を切り崩される方もいると思いますが、70歳代はどれくらい貯蓄を保有しているでしょうか。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」によれば、70歳代・二人以上世帯の貯蓄は以下の通り。
70歳代・二人以上世帯「金融資産保有額」(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均値:2209万円
- 中央値:1000万円
平均は2000万円を超えましたが、より実態に近い中央値は1000万円でした。
分布を見ると貯蓄ゼロという世帯も約2割おり、半数は貯蓄1000万円未満です。
生活費のための切り崩しや病気、介護費用などを考えると心もとないでしょう。