【業種別】平均年収の違いは?

最後に業種別の平均年収も確認します。

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

最も高い「電気・ガス・熱供給・水道業」は766万円、「金融業、保険業」は677万円、「情報通信業」は624万円と、いずれも日本の平均年収を大きく上回ります。

一方の「宿泊業、飲食サービス業」は260万円、「農林水産、鉱業」は310万円となっており、業種による差がわかりました。

年収以外に大切なこと

今回は年収に視点をあててきました。

先ほど業種別を確認しましたが、業種はすぐには変えられるものではないもの。また年収だけでなく、適性ややりがいといった部分も長く仕事を続ける上では重要です。

一方で、「自分にはこれしかできない」と思い込んでしまう場合もありますが、他の業種や職種に適性があったり、チャレンジできたりする場合もあるでしょう。

今は60歳代でも働く時代です。全体を眺めながら、長く続けられる仕事を考えましょう。

参考資料

宮野 茉莉子