【業種別】平均年収の違いは?
最後に業種別の平均年収も確認します。
最も高い「電気・ガス・熱供給・水道業」は766万円、「金融業、保険業」は677万円、「情報通信業」は624万円と、いずれも日本の平均年収を大きく上回ります。
一方の「宿泊業、飲食サービス業」は260万円、「農林水産、鉱業」は310万円となっており、業種による差がわかりました。
年収以外に大切なこと
今回は年収に視点をあててきました。
先ほど業種別を確認しましたが、業種はすぐには変えられるものではないもの。また年収だけでなく、適性ややりがいといった部分も長く仕事を続ける上では重要です。
一方で、「自分にはこれしかできない」と思い込んでしまう場合もありますが、他の業種や職種に適性があったり、チャレンジできたりする場合もあるでしょう。
今は60歳代でも働く時代です。全体を眺めながら、長く続けられる仕事を考えましょう。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事。特に老後資金準備にむけて、投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズやライフプランにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用の提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』の編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。3児のひとり親で趣味は音楽鑑賞と読書(2025年6月7日更新)