冬型の多肉植物、季節ごとの育て方

冬は生育期に当たります。多肉植物は日光によく当てて育てるのが基本。冬は気温が下がることから、普段は室内で育てます。

水やりは土の表面が乾いたら与えるようにします。室内で育てる場合は多湿にならないように気をつけましょう。ただし、過度な乾燥もよくありません。特に暖房の風に注意してくださいね。

夜間になると窓際の温度は思った以上に下がることがあります。窓際に置いて育てるときは、寒さをしのぐためにダンボールなどの箱に入れておくのもオススメです。

春は生長が緩慢になる季節です。4月頃になったら、風通しのよい、涼しい半日陰で育てるようにしましょう。外で管理をしても大丈夫ですが、雨は避けるようにしましょう。

夏になると休眠するので、5月ごろから徐々に水を減らし乾燥気味に育てます。

休眠期の夏は断水して育てるようにします。水を与える必要はほとんどありません。直射日光を避け、風通しのよい半日陰で育てましょう。

冬に向けて活動をスタートさせる時期になります。葉焼けに注意しながら、徐々に戸外の日なたで管理するようにしましょう。本格的に寒くなってきたら、室内での管理に切り替えます。

涼しくなってきたら、徐々に水やりを開始しますが、本格的な水やりは冬になってからにしましょう。11月頃のスタートが目安です。

まとめにかえて

Michel VIARD/istockphoto.com

今回は、冬に生育期を迎える冬型の多肉植物について紹介しました。

多肉植物のなかでもひときわユニークなリトープス属、コノフィツム属は「生きる宝石」とも呼ばれ、さまざまな種類を集める愛好家もいます。

個性的である分、お世話が難しいところもありますが、育てがいもあります。お気に入りの品種を見つけたら、ぜひ育ててみてくださいね。

LIMO編集部