1. 富裕層ってどんな人？その定義と割合とは

富裕層の定義は曖昧ですが、一般的には年収よりも「保有する資産」で定義されます。

たとえば野村総合研究所は、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた「純金融資産保有額」をもとに、「超富裕層・富裕層・準富裕層・アッパー層・マス層」に分けたマーケット分類を公表しています。

出所：野村総合研究所「日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆と推計」

すべての画像を見る(3枚)

上記を見ると、資産「3000万円未満」のマス層は4215万7000世帯ですが、富裕層は「1億円以上5億円未満」で124万世帯、超富裕層は「5億円以上」で8万7000世帯と分類されています。

富裕層は全体の2％ほどとなっており、富裕層と呼ばれるほど資産を築くのは難しいことがわかりますね。