現行モデルのスペック、特徴は?
シビックタイプRは2022年にフルモデルチェンジを果たし、6代目がデビューしています。
4代目と5代目はイギリス工場での生産となっていましたが、6代目は埼玉工場で生産された純国産車となっています。搭載されるエンジンは5代目と同じながら最高出力を8kW(10PS)、最大トルクを20N·m(2.0kgf・m)それぞれ向上されています。
シビックタイプRは4代目以降、スポーツカーながら5ドアハッチバックを採用しているので、3人以上の乗車でも乗り降りしやすくなっているのも特徴です。
タイプRですから、走行性能についてチェックしてみましょう。
現行モデルは走行モードの切り替えが可能で、+R・SPORT・COMFORT・INDIVIDUALから選択可能です。
それぞれのモードではエンジンのレスポンスやステアリングのアシスト量、サスペンションの硬さなどがモードごとに設定され、メーターディスプレイもモードに合わせて変更されます。今モデルから設定されたINDIVIDUALでは、自身の好きなフィーリングにそれぞれ組み合わせることが可能です。
インテリアで特に目立つのが、タイプR専用の真っ赤なシート。バケットシート形状になっており、スポーツ走行時のホールド力を高めています。ところどころにシートと同色の赤が施されていますが、ホンダのタイプRの代名詞とも言えるカラーリングなのです。
ボディカラーはタイプRの代名詞でもあるチャンピオンシップホワイトを含む5色から選択可能で、価格は499万7300円となっています。
おわりに
エコカーばかりの昨今、シビックタイプRのようなスポーツモデルは希少となってきました。スポーツカーに興味がある方はぜひチェックしてみましょう。
参考資料
宇野 源一