【65歳以上リタイア世帯】年収のうち年金が占める金額はいくらか
少し前の資料にはなりますが、総務省「2019年全国家計構造調査 所得に関する結果 及び 家計資産・負債に関する結果 結果の概要」をもとに、65歳以上無職・夫婦のみ世帯の年収と月の消費支出を確認しましょう。
夫婦のみの世帯(世帯主が65歳以上、有業者のいない世帯)平均年齢77.2歳
年間収入:357万6000円
内訳
- 公的年金・ 恩給給付:290万円
- 企業年金・個人年金給付:33万7000円
- 残り:33万9000円
月の消費支出:23万5018円
上記を見ると、年間収入は約357万で、そのうち「公的年金・ 恩給給付」が占めるのは290万円です。つまり、月換算で24万円になるわけですが、平均年齢は77歳となっています。
年金受給額は加入している年金のほか、年代や収入に応じて個人差が大きいもの。また上記は平均額ゆえ、これより貰えていないご家庭もあるでしょう。
月の消費支出は約23万円ですが、これに社会保険料や税金をプラスすると約26万円ほどになると考えられます。
今のリタイア世帯でも年金だけでは足りず、「企業年金・個人年金給付」からも収入を得ていますね。
今後、少子高齢化により年金受給額が減ることを考えても、公的年金以外の備えが重要とわかります。