50歳代の貯蓄「平均4000万円以上」の世帯はあるか

まずは、50歳代の貯蓄のリアルを確認していきます。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2021年(令和3年)平均結果―(二人以上の世帯)」第8-30表をもとにLIMO編集部作成

50歳代の貯蓄額は、かなりばらつきがあることがわかります。「100万円未満」と「4000万円以上」の世帯が、それぞれ10万以上あるのです。

また、2000万円以上を持つ世帯は約30万世帯程度で、全体の3割弱となっています。2000万円と聞くと、2019年に金融庁のレポートから端を発した「老後2000万円問題」を思い出す人もいるのでなないでしょうか。