現役世代が老後破産を防ぐには
70歳代の年金と貯蓄を見てきましたが、貯蓄や年金がある世帯とない世帯に大きく分かれました。
今の現役世代は平均年収が上がらない中、社会保険料の負担が増え、大学などの教育費が多くかかり、同時に老後資金を準備しなければならない苦しい時代を生きています。
加えてこの物価高では、今、そして将来に不安を感じる方も多いでしょう。
今の現役世代が老後を迎えるころには、年金が減額されたり、受給開始年齢が伸びたりする可能性があります。
公的年金や預貯金だけでは足りずに、長く働ける仕事を見つけ、また貯蓄の一部で資産運用をして資産を増やすなど、さまざまな方面からアプローチする必要があるでしょう。
運用にしろ、長く働くことにしろ、メリットもあればリスクやデメリットもあります。
不況の中でまとまった貯蓄を築くためにも、自分に合った仕事や資産運用の方法を見つけていきましょう。
※読者のご指摘により文章を一部修正しました(2022年11月10日PM17:22)
参考資料
- 内閣府「第1章 高齢化の状況(第1節 1)」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)詳細結果-(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)
宮野 茉莉子