日本年金機構は厚生労働省と協力して、11月を「ねんきん月間」と位置づけています。年金制度に対する理解を深めていただくため、公的年金制度の普及・啓発活動を展開するのが目的です。
質は、年金は今年度は0.4%の減額となりました。
年金は生涯にわたって受け取ることができるのがメリットですが、少子高齢化が進む中、将来いくらもらえるかはわかりません。
普段何となく払っている年金保険料ですが、老後になってからではなく、現役のうちに自分がいくらもらえるのか知っておくのは、老後を想像するときに役立つでしょう。
そこで今回は、いまの年金受給者が実際にどれくらいの年金を受け取っているのかを解説します。
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1. 公的年金制度の基本!「厚生年金と国民年金」とは
日本の年金は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2階建てが基本です。
国民年金は自営業者や主婦の人が対象です。会社員や公務員はそれに上乗せで厚生年金を受給することになります。
国民年金の保険料は一律であるので、もらえる額はそこまで個人差はありません。
一方、厚生年金は加入期間だけでなく、現役時代の収入によって保険料が変わってきます。
つまり、国民年金は加入月数で将来の年金額が決まり、厚生年金はそれに加えて収入で年金額が決まってきます。
2. 厚生年金と国民年金「平均受給額」はひと月いくらか【年金一覧表】
次に、厚生年金と国民年金の平均受給額を見ていきます。厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考にします。
2.1 国民年金の平均受給月額
- 60歳:3万9019円
- 61歳:4万594円
- 62歳:4万1689円
- 63歳:4万2881円
- 64歳:4万3513円
- 65歳:5万7919円
- 66歳:5万7737円
- 67歳:5万7569円
- 68歳:5万7272円
- 69歳:5万7169円
- 70歳:5万7234円
- 71歳:5万7153円
- 72歳:5万7066円
- 73歳:5万6874円
- 74歳:5万6675円
- 75歳:5万6235円
- 76歳:5万6204円
- 77歳:5万5881円
- 78歳:5万5651円
- 79歳:5万5525円
- 80歳:5万7241円
- 81歳:5万7024円
- 82歳:5万6866円
- 83歳:5万6876円
- 84歳:5万6464円
- 85歳:5万6321円
- 86歳:5万6067円
- 87歳:5万5643円
- 88歳:5万5132円
- 89歳:5万4498円
- 90歳以上:5万554円
2.2 厚生年金(第1号)の平均受給月額
- 60歳:9万838円
- 61歳:5万9575円
- 62歳:6万436円
- 63歳:7万8770円
- 64歳:8万636円
- 65歳:14万5337円
- 66歳:14万5703円
- 67歳:14万3386円
- 68歳:14万1979円
- 69歳:14万36円
- 70歳:14万3775円
- 71歳:14万7105円
- 72歳:14万6331円
- 73歳:14万5724円
- 74歳:14万5467円
- 75歳:14万7519円
- 76歳:14万8172円
- 77歳:14万9924円
- 78歳:15万2159円
- 79歳:15万4467円
- 80歳:15万7097円
- 81歳:15万8604円
- 82歳:16万356円
- 83歳:16万851円
- 84歳:16万1719円
- 85歳:16万2711円
- 86歳:16万2887円
- 87歳:16万1929円
- 88歳:16万2660円
- 89歳:16万3514円
- 90歳以上:16万1506円
※国民年金(基礎年金)の月額を含みます。
平均額は、国民年金は5万円程、厚生年金は14万円〜16万円程です。
年齢が上がるほど、年金額も増えている傾向が基本的にはあります。
3. 厚生年金と国民年金「1万円刻み」で受給者数を見る
次に、国民年金と厚生年金の受給者数について、1万円刻みで確認していきます。
3.1 国民年金・月額階級別の老齢年金受給者数
- 1万円未満:7万4554人
- 1万円以上~2万円未満:29万3600人
- 2万円以上~3万円未満:92万8755人
- 3万円以上~4万円未満:284万2021人
- 4万円以上~5万円未満:466万3638人
- 5万円以上~6万円未満:776万979人
- 6万円以上~7万円未満:1483万5773人
- 7万円以上~:188万2274人
3.2 厚生年金・月額階級別の老齢年金受給者数
1万円未満:10万511人
1万円以上~2万円未満:1万8955人
2万円以上~3万円未満:6万6662人
3万円以上~4万円未満:11万9711人
4万円以上~5万円未満:12万5655人
5万円以上~6万円未満:17万627人
6万円以上~7万円未満:40万1175人
7万円以上~8万円未満:69万4015人
8万円以上~9万円未満:93万4792人
9万円以上~10万円未満:112万5260人
10万円以上~11万円未満:111万9158人
11万円以上~12万円未満:101万8423人
12万円以上~13万円未満:92万6094人
13万円以上~14万円未満:89万7027人
14万円以上~15万円未満:91万3347人
15万円以上~16万円未満:94万5950人
16万円以上~17万円未満:99万4107人
17万円以上~18万円未満:102万4472人
18万円以上~19万円未満:99万4193人
19万円以上~20万円未満:91万6505人
20万円以上~21万円未満:78万1979人
21万円以上~22万円未満:60万7141人
22万円以上~23万円未満:42万5171人
23万円以上~24万円未満:28万9599人
24万円以上~25万円未満:19万4014人
25万円以上~26万円未満:12万3614人
26万円以上~27万円未満:7万6292人
27万円以上~28万円未満:4万5063人
28万円以上~29万円未満:2万2949人
29万円以上~30万円未満:1万951人
30万円以上~:1万6721人
国民年金の受給額には、比較的個人差はそこまでありません。
一方、厚生年金は受給額に大きなばらつきがあり、そのためボリュームゾーンも幅広い金額となっています。先述の通り、厚生年金は現役時代の収入で保険料が決まるので、国民年金と比べて受給額に差が生まれやすいようです
4. 厚生年金や国民年金の受給見込み額は「ねんきん定期便」でわかる
今回は、厚生年金と国民年金の平均受給額を見てきました。
受給額の一覧表にあるように、厚生年金は個人差がかなりあります。
なお、年金の受給額は「ねんきんネット」「ねんきん定期便」でいくら受け取れるかという見込み額を確認できます。気になる人はチェックしてみるといいでしょう。
また、「年金だけでは老後が不安」という人もいると思います。
その場合は、貯金だけでなく、投資信託や保険などお金に働いてもらう「資産運用」で老後資金を貯めるという方法もあります。
つみたてNISAやiDeCoなど、初心者にもはじめやすい制度もあります。興味のある人は、こうした制度をじっくり調べてみることをおすすめします。




