9四半期連続の営業赤字も、2022年7月期の第4四半期は営業黒字を回復
新型コロナウイルスの感染拡大とともに、鳥貴族の業績も悪化しました。四半期の営業利益の推移では、2020年1月からのコロナ感染拡大以降、9四半期続けて赤字が続きました。
しかし、2022年7月期第4四半期は黒字を回復しています。
2022年7月期第4四半期は、コロナ感染第7波の中でも営業利益は黒字化しました。月次の開示情報を見ると、コロナ感染第7波の影響は7月が最大です。また今期の第1四半期の8~9月は、第7波時よりも良好な数字です。
よって、2023年7月期は幸先よいスタートを切ったといえます。
新規出店を再開、10月に博多で九州初出店
鳥貴族は全品同一価格戦略が当たり、一気に人気居酒屋の地位を確立しました。しかし、その後は人気の収束と値上げが影響し、業績は2018年7月期がこれまでのピーク(経常利益ベース)です。
その後、拡大した店舗のスクラップ&ビルドや新規出店の見合わせを進め、コロナ禍前の時点で縮小均衡モード入りしていました。
しかし今期から出店を再開します。既に10月3日には博多で九州初出店を果たしました。また九州などの新規出店エリアのみならず、関東や関西の既存エリアでも9月以降新規出店を再開しており、鳥貴族のアフターコロナは始まっています。