11月は和暦では「霜月」と呼ばれ、朝夕は暖房が欲しくなるほど冷え込むようになります。日に日に気温が下がり、秋から冬へと季節が移り変わるのを実感する時期。
庭は花が少なくややさびしくなりますが、ガーデナーにとっては本格的な冬が来る前に済ませておきたい庭仕事が山積みです。
今回は11月にやっておきたい草花とバラのお手入れ(※編集部注)や、11月に咲く花を紹介します。
【※参考記事】【ガーデニング】バラを鉢植えで楽しむ。育て方のコツ&鉢植え向き品種・おすすめ5選
11月のガーデニング、草花のお手入れ方法は?
球根の植え付け
10月に引き続き11月は春咲き球根を植え付ける適期です。寒くなると球根が育たなくなるので今月がラストチャンス。霜が降りる前に植え付けを完了させておきましょう。
春植え球根の掘り上げ
耐寒性が低い春植え球根は秋に掘り上げます。葉が黄色くなったら掘り上げのタイミング。
乾燥しないように、湿らせたおがくずやバーミキュライトなどに埋めておくと安心です。
咲き終わった一年草の引き抜き
春から秋まで咲き続けた一年草もそろそろ終焉のときを迎えます。種を付けていたら来春のために採取するのを忘れずに。
土の中に根が残らないように深めに掘り起こし、次に植える植物のために土をよく耕しておきましょう。
花苗の植え付け
11月になるとバンジーやハボタンなど冬から春にかけて庭を彩る一年草の苗が市場に出回ります。耐寒性のある多年草もこの時期に植え込むのがオススメ。
人気の品種はアッという間に売り切れてしまうので、早めに手に入れておきましょう。
多年草の冬越し対策
多年草は枯れてしまった葉茎を短くカットして冬越しさせます。常緑の多年草はそのまま残しておくと冬の花壇を彩ってくれるでしょう。
新しい芽がすでに出ているもことあるので、腐葉土などでマルチングして乾燥と寒さから守ります。
寒さに弱い植物の保護
寒さに弱い鉢植え植物は日当たりのよい軒下や室内などに移動します。
耐寒性の低い多年草も掘り上げ鉢植えにして取り込むと、霜に当たらないので安心です。室内に入れた鉢植えは、ときどき外に出して日光浴させてあげましょう。