3. 増加傾向のパワーカップル。気をつけておきたいこと
冒頭のニッセイ研究所のレポートでは、10年ほど横ばいとなっていた高所得世帯。いわゆるパワーカップルの割合はコロナ禍でも増加傾向にあると記されています。
年収400万円以上の夫では年収が高くなるほど妻の就業率がさがる「ダグラス・有沢の法則」が成立している一方、夫の年収にかかわらず働く妻が増えているようです。
ただし、パワーカップルはバリバリ稼ぐ者同士「毎月決まった金額の生活費を出し合い、それ以外のお金はそれぞれのモノ」と夫婦別財布にしている傾向があります。
相手の貯蓄額を知らないという場合は要注意かもしれません。
同じくらいの年収で自分が貯蓄をしているからといって、相手も同じように貯蓄をしているとは限りません。
最低でも「夫婦で月にいくらは共同貯蓄をする」などの対策をとっておくことをおすすめします。
参考資料
尾崎 絵実