2020年の今日公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。
(初公開日:2020年10月28日)

何らかの事情を抱え、生活費を高齢の親に頼らざるを得ない「独身・無職」の中高年の子の割合は増加しています。

例えば、ひきこもりの人のように、長い間職に就かずにいた人たちの場合、年金はどうなるのでしょうか?

厚生労働省の資料よりひもといていきます。

 

まず、年金制度をおさらい

日本の公的年金は「2階建て」です。ざっくりわけるとこんな感じです。

1階部分「国民年金」

国内在住の20歳以上60歳未満の人が全員加入。

2階部分「厚生年金」

会社員や公務員

◆国民年金の『第○号被保険者』といった呼び方がありますよね。こちらも整理しておきましょう。

国民年金の『第2号被保険者』

国民年金の加入者のうち、民間の会社員や公務員など「厚生年金、共済の加入者」

国民年金の『第3号被保険者』

国民年金の加入者のうち、「厚生年金、共済組合に加入している第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者(年収が130万円未満の人)」

国民年金の『第1号被保険者』

第2号、第3号以外の人。国民年金のみに加入。

長期間無職である、という場合は、最後の『第1号被保険者』となります。